歴史
整体と呼ばれる療法は、救急蘇生術、整骨、鍼灸、按摩、漢方医学や民間に伝わるさまざまな治療法の技術、 また治療法に限らず、呼吸法、気合術、昔からのお産の知恵など、近代医学を支える解剖学・生理学・病理学などが、 当時の施術家たちの独自の工夫や独自の思想によって混ざり合っており、定まったやり方はない。
オステオパシーやカイロプラクティックなどが入ってくる以前、日本の手技療法は、ほとんどが経絡及び 経穴という身体観を持つ中国医学に始まる漢方理論によるものであり、経絡及び経穴に対する働きかけが中心で、 背骨やその周囲に働きかける、脊椎そのもの可動性や弾力を調整するという発想は、あったとしても ごく少数派だったと思われる。 日本での脊椎に働きかける手技療法の隆盛は、大正期以降のものであると考えられる。